記事の詳細

まだスポーツジムに通っていた頃の話。

「カシャン…カシャン…!」

プレートの音をこすらせて高重量のバーベルスクワットをしている人がそこにはいた。

「うらやましい…」

日々その風景を目にしているといつのまにか

そう、”憧れの感情”が自分を支配しはじめていたのだ。

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バーベルスクワットで膝を痛めた原因〜経験談〜

「う~ん、ここ(スポーツジム)に来て要約馴染んできたし…俺も…」

その想いを期に自分もバーベルスクワットの重量をトコトン上げたい方向で考えてみることに。

ところが——。

筋肉はついてる(?)はずなのに関節がついてこない事実。

自分の身体の弱さに自信を無くし、高重量への夢を、

捨てきれず、

捨てきれず——。

さめない夢に溺れていた。

膝が痛くても「こんなものだ」と。

この頃の自分はなんの計画性もなくイバラの道を誇り高く選んでいた。

その結果、ひとまずは100Kgを超える重量で自分を”強さ”を飾っていたのだった。

もはや自身のバーベルについているのは「重り」ではなかった。

強さという飾り、儚く脆い偽りの強さ

そもそも、自分のこの時の師匠は、

「バーベルスクワットってのァだなァ!フルボトムでェ担いでしゃがめねェとだめだァ!」

という教えの元、「適した重量でのフルボトムスクワット」が教えだった。

(当時の適正重量で言えば、フルボトムスクワット50Kgで充分だった。重くても60Kg。トレーナー補助あり追い込みで70Kgの推奨。)

しかし、フルボトムにすると必然的に重量は扱えなくなる事実が、

自分を苦しめてしまい、結果、師匠が休みなどでいない環境では無理をしてしまう事になっていたのだ。

適していない重量でのフルボトムスクワットはまさに” 捨て身のしゃがみ “と言えていた。

フルボトムスクワットは関節にかかる負担も大きい

ウィキペディアによるとスクワットでしゃがむ深さは次のようなものです。

スクワットには膝関節の曲げ方により以下のバリエーションが存在する。
自身の体重で行なう最もノーマルなスクワット

・フルボトム・スクワット(完全にしゃがみこむスクワット。膝への負担が大きいため上級者向き)
・フル・スクワット(足を平行よりも深く曲げるスクワット。パワーリフティングの大会等では、こちらでないと失格)
・ハーフ・スクワット(ひざの角度が90度になったところで止めるスクワット)
・クォーター・スクワット(腿が地面と30〜45度になるところで止めるスクワット)

上記にもあるように完全にしゃがみこむフルボトムスクワットは一般的に上級者向けのやり方となるようだ。

筆者の場合、師匠から、

「バーベルスクワットってのァだなァ!フルボトムでェ担いでしゃがめねェとだめだァ!」

と教わったので、バーベルスクワットに関しては覚え始めからフルボトム。

とは言うものの、師匠がいる時は必ず適切な重量/低重量設定だった事が超重要。

ある日の事、師匠がいない環境も経験するようになり、

記事冒頭での物語のように重量の憧れだけが膨らんでいったわけだ。

元々膝が弱かったのもあり、自分にとってある程度重い重量になってくると共にやはり膝に負担が掛かっていたのは隠し切れなかった。

(この考え方はデッドリフトでも当てはまる)

★POINT
膝が痛い場合はフォームや重量を見直す。フォームを見直した次は可動域を見直す。筋力をつけてから徐々にチャレンジしていく。

膝を痛めやすくなってしまった原因

膝を痛めてしまった原因としては、スクワットだけが覚えではなく、他にも思い当たる。

それは「関節をポキポキ鳴らす癖」。

筆者の経験から「関節をポキポキ鳴らすクセ」をつけていると、その箇所(関節)を痛めやすくなってしまう傾向にあるようだ。

関節をポキポキならすことにより関節部に炎症が起きやすくなってしまうものか。

思い返せば小学生の頃から首や肘、膝をポキポキ慣らすクセがあったが、見事に関節を鳴らしている部位の関節が弱かったりする。

ポキポキ鳴らすことで「痛めてしまう恐れがある」と最初に気付いた原因となったのが首。ある日から、首が極端にツリやすくなり一時期四苦八苦して悩まされていた。

それを切っ掛けに首を鳴らすクセは収まったが、ポキポキ鳴らす快楽というのは中々収まらないもので、

肘や膝に関しては暫く続けてしまっていた。

そしてその” ツケ “は中学生の頃に習っていたボクシングで大きく影響をもらうハメに。

肘に多大な負担が掛かってしまい、鳴らしていた側の腕の「パンチ」が打てない程痛めてしまった。時として肘に麻酔を打ってまで練習したことも。

こうならないためにも「関節をポキポキ鳴らしたら危険」ということを知ったわけだ。

関節を鳴らすクセを治す意識さえすれば必ず治るものなので鳴らし癖があるならば鳴らさないよう改善していこう。

★POINT
関節を鳴らすクセは運動に悪く影響する可能性が高くなる。関節を鳴らしたいという欲を抑えて自分成長のためにも関節を鳴らすクセを治そう!※どうしても鳴らしたい場合は整骨院などでプロからのポキポキを。

憧れの人ばかり見ていると自分が貧弱に見えてくる。

「せめて重りを重くしてでも!」と” 自分を強く偽ってしまう “。

結果、成長の可能性を自ら排除し、苦しむハメになる。

「自分を強く飾る」のはそれなりに負荷も高いし代償を払わなければならないという事だ。

無理はするなよ同志。

“成長”は逃げやしない。

それでは今回はここまで。

本日も良き1日を!

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2014-12-03a11
筋トレ冒険記ブログ著者: SR
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