筋トレでガムを噛むのは効果的!?噛んでパフォーマンスを高める!

終末筋トレハック

スポーツジムなどにいくと筋トレ中にガムを噛んでいるトレーニーを見かけることが多い。そんな筆者も一時期は筋トレ前に必ずガムを噛む習慣をつけていた時期があった。(筋トレ中は舌を噛む危険性がある為実施無し)

理由はガムを噛むことで「集中力を高めることが出来るような気がするから」「眠たい目が冴えるような気がするから」という単純な理由からだ。

とは言っても、これはあくまで筆者の中の体感と経験談。

実際には筋トレ時にガムを噛むのは効果的と言えるのだろうか。

ガムを噛むことで期待できる”まさかの効果”とは

一般的にはガムを噛むことイライラを抑えることが出来たり、脳を活性化させる効果が期待できると言われている。また、ガムを噛むことにより満腹中枢が刺激されてお腹が空きにくくなる。これらの効果からガムを噛むことで集中力アップに繋がり、作業パフォーマンスを高める可能性を高く秘めているのだ。

ガムは精神的な能力を効果的に呼び起こし、副作用無しであらゆる種類の利益が得られる。このガムを噛むことに関する最新の調査(英文)は、セントローレンス大学の心理学者チームによるもの。

実験は以下のように行われた。

159人の学生に、任意の数字が繰り返される難しい論理的パズルを解読するような、認知的な作業を要求する試験を実施しました。半分の学生にはガムを噛んでもらい(シュガー無しとシュガーあり)、残りの半分の学生には特別何も行いませんでした。適宜選ばれたガムを噛んだ学生は、噛まなかった学生よりも、6つのテストのうち5つで驚くほどパフォーマンスが良かったのです。

参考サイト: 「ガムを噛むと集中力や記憶力が高まる」という最新の研究結果

ガムを噛む事で筋トレのパフォーマンスは高まるのか!?

上記にもあるように、ガムを噛むことであらゆる効果が期待できるわけだが、その効果は筋トレのパフォーマンスにも繋がる可能性を秘めているのか?が気になるところだ。

さて、アイアンマン2014年7月号によると” カフェイン含有のガム “を使用した被験者8名で行われた際の実験によって以下の結果が出ているので参考にしてみよう。

参考: アイアンマン2014年7月号

実験の結果,競技能力の向上が見られたのは5分前にカフェイン含有のガムをかんだケースのみで2時間前や1時間前のガムかみでは競技能力への変化は見られなかった。以上のことから,カフェイン含有のガムをかんで競技能力を高めるには,運動直前が有効であることがわかった。

P63: カフェイン含有ガムでパワーアップ!?

本書に載っている実験結果から最も効果を得ることの出来たのはトレーニング直前/5分前というものだった。

トレーニング中に利用する際にはガムは舌を噛むなどの危険が伴うため、効果を得ることは出来てもメインセットに入るまでには利用を辞めておきたいところである。

筋トレ中以外にガムを噛むことで疲労感も予防!?

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本書によるとガムを噛むことで運動パフォーマンスに繋がる可能性があることだけではなく、実験結果から疲労度などにも影響結果がでているようだ。とは言っても、あくまで” 実験結果から “なので「自分に該当するのか?」は自分にしか分からない。試行錯誤の1つとして視野に入れていきたいところだ。

別の実験では9名の男性リストが参加し,カフェイン含有のガムによって,繰り返しの運動によってもたらされる疲労度やホルモン分泌の反応に変化がみられるかどうかが調べられた。

被験者が行った運動は1セット当たり5本のスプリントで,これを4セット行うというものである。被験者は2つのグループに分けられ,グループ1には240mgのカフェインが含有されるガムをかんでもらい,グループ2にはプラボシーボガムが与えられた。ガムをかむタイミングはセット間の休憩時である。

実験の結果,2セット目が完了するまでに行われた10本のスプリットと,3,4セット目で行った10本のスプリットを比較すると,被験者の出力レベルはプラシーボ群で5.8%低下したのに対し,カフェインガム群では0.4%の低下にとどまった。

このことから,カフェインガムをかむことにより,出力レベルは5.4%ほど高まり,疲労度が少なくてすむことがわかった。また唾液中のテストステロン濃度は明らかにガムをかむことによって増加したこともわかった(12%の増加)

P63: カフェイン含有ガムでパワーアップ!?

個人的にはガムを噛むことで集中力を高める/目が冴えるくらいのものと思っていたので本書の内容には驚かされた。現在ではガムは実践法としては取り入れていないが、ガムを噛むことにより疲労感をも軽減できるのなら是非とも噛みたいところだ。更に疲労軽減だけではなく筋肉痛の緩和にも繋がる実験結果も出ている。

この実験では,カフェインが運動後の遅延性筋肉痛(DOMS)にいかなる影響をもたらすかが調べられた。実験では,被験者に10レップスのプリーチャーカールを4セット行ってもらった。被験者は運動の1時間前にプラシーボ,もしくはカフェインのいずれかを摂取したところ,カフェイン群は運動の2,3日後に起こる筋肉痛を大幅に緩和することができたのだそうだ。つまり,次回のワークアウトでも筋肉を高強度で追い込むことができ,筋発達を促すトレーニングを再開することができるようになると推測できるのである。

P63: カフェイン含有ガムでパワーアップ!?

記事冒頭でも言ったように「ガムを噛む」ということで様々な効果が期待できそうだが、本書にあるように” カフェインが含まれているガム “というのも効果を得る事ができている大きな要因となっていそうだ。

何にでも言えることだが毎回の利用程効果は薄れていくように感じてしまう場合が多いので、ガム戦法は毎回とは言わずとも「今日は少し体が鈍いな…。」という時に試してみるのが良いのかもしれない。

カミカミで集中力アップだ!

筆者の場合のトレーニング前に噛むガムはブラックガムをよく利用している。

ガムを噛まない時はトレーニング前に無糖コーヒーを飲む場合がほとんどだ。

個人的な体感としては、やはり集中力など違ってきている気がする。何より「カフェインを摂取している」という感覚が大きな理由となっていそうだ。

それでは今回はここまで。

本日も良き1日を。

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