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マッスル&フィットネス5月号を読んでいると「ザ・プロトタイプ」のリングネームで活躍するアメリカのプロレスラー” ジョン・シナ “のトレーニングについてピックアップされていた。本書の中でも特に気になったのが” シナがアドバイスするモンスター級ベンチプレスの秘訣 “だ。

参考: マッスル・アンド・フィットネス日本版 2014年5月号

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“ザ・プロトタイプ”

(画像引用:https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/344.html)

本名「” ジョン・フェリックス・アンソニー・シナ “」はアメリカのプロレスラーでもあり映画俳優(ネバー・サレンダーなど)でもあることで有名である。カルフォルニア拠点に置くプロレス団体「UPA」でリングネームは” ザ・プロトタイプ “で活躍している。まさにサイボーグやロボットのように人間離れした身体を持つジョン・シナには相応しい肩書きだろう。

シナは現在のWWE最大のスーパースターだ。大好きと思うか,あるいは大嫌いと思うか(子どもや若者にはシナのファンが多いが,かつての「アティチュード路線」の世代のWWEファンはシナ嫌いが多い。おそらくその理由は単に,シナが「アティチュード時代」に属さないからということなのだろう)いずれにせよ,シナ以上にファンを熱くさせるレスラーはいないのだ。

そしてビジネス観点でいえば(それこそWWEの核心だが),こうした熱気を生み出すことが絶対的に重要なのだ。仮にもしシナが明日引退することになったら,WWEの事業にとんでもなく大きな影響を与えることになるだろう。

P27: ファンを熱狂させるスター

また「ラップ好き」で有名であり、日本ではHOME MADE 家族とコラボし「Mr.タフガイ」という曲で共演したりもしている。

モンスター級の肉体にモンスター級のメンタル!

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本書を見ているとジョン・シナは「ウェイトトレーニングなしでは、私の人生はない」という程ウェイトトレーニングを愛しており、そのトレーニングの姿勢を見るとあの「サイボーグのような肉体」を作り出したのも納得できた。日本で言えば代表的である伝説のボディビルダーマッスル北村氏にも言えることだが、ウェイトトレーニングを愛し、豪傑のごとく鍛えている人達は” メンタルも凄まじい “ということがよく解る。

「シナが全力を出し切らずにトレーニングすることは絶対にない。自分の力を出し切らずにトレーニングするということが,彼にはできないのだ」

P31: 再びジムで

我々一般人が少しでも彼らと同じ土俵に立ちたいならば焦らず冷静に超人を観察し続けなければならない。そして超人の熱の触発を正面から受けながら非・現実性を己の感覚に馴染ませ少しずつ現実に近づけていくのだ。

さて、本題に入っていこう。

ベンチプレスを伸ばすためにジョン・シナが勧める基礎が本書に載っていたので紹介する!

ジョン・シナがアドバイスするベンチプレスの重量を増やす方法!

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今までベンチプレスを伸ばす方法など様々見てきたが、本書で紹介されていた「ベンチプレスの秘訣」はもっと根本的なものだった。

フォームやルーティンなどではなく「ジョン・シナ」という漢を感じさせるベンチプレスに向けての土台づくりである。これは確かにと頷けるし、おそらく「わかってはいたのにいつのまにか盲点」となっている人も多いのではないだろうか。

1. ショルダープレスを強化する

「シーティッドポジションでもスタンディングポジションでもいいが,ショルダープレスのトレーニングに力を入れることが非常に重要だ」とシナはいう。肩と上腕三頭筋が強化されれば,ベンチプレスの重量アップにつながるからだ。

2. 背中の筋量を増やす

「背中の筋肉が増えてから,ベンチプレスであつかう重量が増え始めた」とシナはいっている。「体を安定させるために,強い広背筋が必要なのだ」

3. 足を床につけて行う

「足を床から上げてベンチプレスを行っている人をたくさん見かける。体幹を安定させようとしてそうしているのかもしれないが,それによって胸筋がより働くと考えるのは誤解だ。足は床につけて,体をしっかりと安定させる必要がある。」

P31: シナがアドバイスする,モンスター級ベンチプレスの秘訣

筆者自身の経験としても確かにショルダープレスをやり込んでいる時期だったり、広背筋の強化に励んでいる時期は同時にベンチプレスも安定している傾向にある。これは狙っていたわけではないが、改めてフォームやルーティン以外の大事な要素、重量を伸ばすための土台づくりの重要性を気付かされた。

「ベンチプレスをしていれば、ついでに肩も鍛えることができる」という考えではなく、ジョン・シナが言うようにショルダープレスをやり込む事で肩や三頭筋が強化され「ベンチプレスをするための筋力がより強化される」という考えはしっくりきやすい。

また、本書ではジョン・シナは”足上げベンチプレスアンチ”になってはいるが、これはこれで良い意見だし多くの人にとっても正解になるだろう。同時に良い触発にもなりそうだ。純粋なフォームで純粋に強化していくのは最も理にかなっていると言える。

参考: マッスル・アンド・フィットネス日本版 2014年5月号

ジョン・シナは上腕三頭筋の筋断裂や、腹筋の筋断裂まで経験している。モンスター級の体を持つ者達というのは怪我をも恐れていないようにも見える。同時に追い込みに命をかけているのだと強く感じた。

それでは今回はここまで。

本日も良き1日を!

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