オーバーワークの判断材料例

終末筋トレハック

筋トレをやり込みすぎると疲れが抜けなくなりトレーニングに良いパフォーマンスが生まれなくなってくる。それどころか、日常的な生活のパフォーマンスすらも低下してしまう。その状態を一般的には「オーバーワーク」という。

一説では「オーバーワークは気持ちの問題」という前向きな言葉もよく耳にする。

だが、「気持ちの問題だ!」と疲れのピークを乗り越える事のできる人は数少ないと考える。気持ちだけでオーバーワークを乗り切れる人の多くは自分をよく分析したうえで生活をまわしているか、回復の為の環境/サイクルができているのかのいずれかだろう。

さて、今回は筆者自身が「自分はここからがオーバーワークだ」と思えるライン、判断材料を考察していく。

オーバーワークの判断材料例

基本的に筆者の場合の「オーバーワーク」は、脚、胸、背中など重量を扱えるトレーニングを連日やり込めた日であったり、小さい筋肉のトレーニングだとしてもセット数がハイボリュームになると「オーバーワーク」の状態に至りやすい。

その状態になった時の症状を経験から書いていこう。

●眠気が凄まじい

人の身体は回復を必要とすると「睡眠」を求める。筋肉痛を「怪我」という風に置き換えるとわかりやすく、身体はその「怪我」を治す事を優先する為に睡眠を促そうとする。

従って身体に筋肉痛がどっしりと残っている場合、自身の身体は一番回復効率が良い「睡眠」を脳に要求するのかもしれない。

そうして眠気が凄まじくなると身体は食事よりも「眠ろうとする事」に必死になるので、食欲も眠気に邪魔され、食事管理の計画通りにいきづらくなるのだ。

●トレーニングパフォーマンスがおちる

疲労感、眠気を重たく抱えているため、「筋トレのスタート」が悪く、トレーニングに熱が入りづらい。ひどい場合は筋トレができたとしてもパンプ感を得る事ができず、集中力も疎かになる。むしろ眠気の方が激しい状態。結果的に良いトレーニングに繋がりづらくなる。

●考えが後ろ向きになる/日常生活のパフォーマンスがおちる

疲労感、眠気などを重たく抱えていると「思考」が働きづらい。筆者の場合、オーバーワークの時にわかりやすく現れるのはこの「思考面」だったりする。

オーバーワークになると考え方が気づかないうちに後ろ向きにシフトしてしまっていたりする。考え方が後ろ向きになると日常生活において連鎖的に悪い方へ悪い方へと傾いていく。また、判断力が必要な場面で眠気とブレンドされる為、決断力も大雑把になってくる。

「回復の見込みがあるトレーニング内容」を計画していこう!

筆者自身、憧れていた人がいた。その人はショートスリーパーでハイボリュームなトレーニングしているボディビルダーである。そのボディビルダーは記事冒頭でもお話しした「オーバーワークは気持ちの問題だ」という根性論を語り、ハードに筋トレをやり込む鉄人だった。

この人の影響からも実は筆者の中では「オーバーワークは気持ちの問題」という理論はとても好きだったりもする。

しかし、そうして根性論を乗り切れているものの多くは「回復管理が上手い人である」とも筆者は思う。

そういった人は見えないところでのケアが上手い。ハードに見えて食事でしっかり回復を補ていたり、仮眠が上手かったりする。

実際に自分自身がハードにやり込むのであればそれ相応の食事/栄養管理が出来、それ相応の睡眠をとれていなければならない。そのいずれかがかけているのであれば生活の中でどこかしら応用を効かせた回復方法をとらなければならないと考える。

「自身の負荷に見合った計画をたてていくのが上手いボディメイク」である。

それでは今回はここまで。本日も良き一日を。

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