高重量トレーニングはパワーグリップではなくリストストラップ!って時期もあるよねって話

物資調達-道具

自分にとって高重量を扱うトレーニングを行う場合トレーニングアイテム「リストストラップ」があると便利だ。同じ握力を補助してくれる道具でパワーグリップというものもある。この場合、際デッドリフトなどでは100Kgを超えてくると物によっては傷んでくるのが早くトレーニング中に外れてしまう場面に遭遇する方もいるだろう。

また、パワーグリップは確かに素早くシャフトに巻けて効率が良いが、低重量と高重量で使い分けた方が良さそうと言える。パワーグリップはリストラップが装着しにくいシーン、特にチンニングやラットプルダウンなどに向いているのだと考える。

そして今回購入したストラップは皮製のものを選んだのでそれを紹介していきたい。

レザーリフティングストラップ

今回購入したストラップはSchiek(シーク) レザーリフティングストラップ。皮製のリストストラップなので柔軟性が良く丈夫なのが特徴的100Kg以上のトレーニングもまったく外れることはないが、リストストラップが初めての方は慣れるのに少し時間が掛かるだろう。

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今回筆者は初めてのリストストラップだったので慣れるまではとにかく握力がいるような感覚だった。(翌日に手や前腕の筋肉痛がひどかった)しかしそれは” ちゃんと巻けていない “ということが慣れてから分かった。リストストラップは若干の巻き位置だけでも全然違ってくるわけだ。しっかり固定するとパワーグリップよりも遥かに安定して動作することが出来る。

Youtube

リストストラップの巻き方/パターン

リストラップを使っていて気付いた点をいくつかメモとして残しておく。

 普通にストラップを巻く場合、クルクルとシャフトに巻きつけ巻いた状態では緩いままなのでそのまま原付きのアクセルを回すようにして更にシャフトに締め付ける。これが一般的なリストストラップの巻き方

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 筆者が試している巻き方はストラップをクルクルとシャフトに重ねて巻きつけ、ストラップの部分を薬指と小指の位置に持っていき更に親指と人差し指と中指で強くシャフトを握るというやり方です。

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しかし、この巻き方はストラップに負荷が掛かりやすいようで傷むのが早そうな巻き方とも言えた。どのみち消耗品なので定期的にチェックする必要がありそうだ。

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 ①の巻き方でストラップをシャフトに巻きつけ遊んでいる部分を人差し指と中指の間に挟むというやり方も人によっては固定感を得られる。

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この中でも筆者の場合②の巻き方が高重量へ向けて安定して巻けている。

さて、リストストラップやパワーグリップは確かにターゲット部位を集中して追い込める優れたアイテムだが、本来ウエイトに応じてつくはずだった前腕筋や握力はつかないままだ。

おいマジかよ!知らない間に前腕や握力トレーニングをサボってしまっているぞ!

そもそもリストストラップやパワーグリップの利点というのは握力/前腕に負荷を逃がさずターゲット部位を追い込むためのものだ。ということは、握力のトレーニングというのはサボったままになっている状態なのだと考えられる。その場合、握力は握力でハンドグリップなどを使用して鍛えた方が種目種目の安定にも繋がるだろう。

このことからもリストストラップに限らずパワーグリップなどを使用する場合、特に初心者の方はある程度のウエイトを自身の握力のみで扱えることも前提に置きたいところだ。

トレーニング初心者は” 握る “に慣れること

トレーニング初心者の方はパワーグリップやリストストラップの使用は” ひとまず “を置いといた方が良いというのも一つの考え方。ウイダートレーニングバイブルによると「初心者は自分自身の握力でウエイトを扱えるようになるべき」とあるように例えばダンベル種目で前腕が先に果てるのを慣れる必要がある。いや、慣れるというよりも「握力も追い込めている」という一石二鳥感で鍛えるべきだろう。

特にカール種目は二頭筋の他に前腕なども鍛えることが出来るので二頭筋トレーニングは各種目の安定にも繋がっておすすめ

筆者の場合、チンニングやワンハンドローはパワーグリップで行い、デッドリフトはストラップを使用している。また、パワーグリップやストラップに頼っていると前腕や握力のトレーニングを別で行わなければと強く感じた。対策としては前腕と二頭筋に効果的なカール種目を小まめに行うようにしている。

それでは今回はここまで。

本日も良き1日を!

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