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アナボリックとは

アナボリックとは栄養が体内で吸収され,筋肉,脂肪,骨などの組織が新しく合成される同化作用/体内環境のことを言う。体内がアナボリックな環境に置かれるということは,栄養を取り込み吸収されやすい状態だと言えます。アナボリックな環境は筋発達を促します。ウィキペディアによると,アナボリックの語源はギリシャ語で「構築する」という意味を指しているようです。
体内をアナボリックな環境にする
⇒ 体内をアナボリックな環境にするには筋力トレーニングを行い,頻度に栄養を取り込む必要がある。トレーニングを行うことで身体は回復するために,より栄養を求めるようになる。また,たんぱく質を初めに炭水化物,ビタミンやミネラルをタイムリーに取り込むことにより栄養が間もなく吸収され続け,体内はアナボリックな環境を促進しやすい。
ポイントは腹七~八分目の食事,出来るだけ回数を分けた食事をすること。1日の総カロリーが2000Kcalならば,その2000Kcalを出来るだけ回数を分けて食べることで体内に栄養がタイムリーに吸収されやすく,アナボリックな環境ができやすくなる。1食でお腹満腹にしてしまうと,栄養吸収に時間がかかるうえに,吸収しきれなくなった栄養素は脂肪に変わりやすい。
トレーニング強度を調整する
⇒ 適度なトレーニングを行い,休息をとることで体内のアナボリックな環境を促す。トレーニング強度が強すぎると,かえってストレスとなり筋肉が分解されエネルギーとして使用される。つまり体内がカタボリック,異化作用に置かれやすくなる。だからこそ筋発達を促すためには食事,運動,休養のバランスが重要。基本的には運動強度に見合った食事への意識が必要。